よくある質問

売却を考えています。検討段階ですが相談にのって頂けるのでしょうか？

中小企業のオーナーにとってＭ＆Ａは何度も経験することではなく、普通に考えれば一度あるかないかのことです。同時に経営戦略の一つとは言え、大きな決断であると言えます。譲渡を結果的に行うか否かは別にしても、選択肢の一つと検討するならば、より多くの情報の基に結論を出すべきではないでしょうか。

Ｍ＆Ａにはどのような費用が必要なのでしょうか？

Ｍ＆Ａの仲介会社を使った場合、大きな費用となるのは成功報酬です。通常２〜５％程度で、仲介会社はもちろん譲渡金額によって異なります。その他、Ｍ＆Ａを進めるにあたって、財務上の評価分析や企業概要書の作成などが必要なため、アドバイザリー契約の際に着手金が発生する場合があります。

Ｍ＆Ａが成立するまで、どのくらいの期間がかかりますか？

Ｍ＆Ａは相手先があってのことですから、期間を限定するのは大変難しいのが現状です。通常の手順でいけば６ケ月くらいですが、１年以上かかることも少なくありません。売却の場合は状況によって急がなければならないこともありますが、買収の場合は案件についてじっくり見当することが本来の成功に繋がると思います。

新規分野の参入も含め、事業の拡大を考えていますが、やはりＭ＆Ａが最もよい方法でしょうか？

新規分野の参入にしても、事業の拡大にしても、Ｍ＆Ａは戦略上の選択肢の一つであると考えてください。迅速かつリスクが少ないなどメリットは多いですが経営戦略において絶対ではありませんので、十分に理解し把握することが重要です。独自性があったり、ニッチなビジネスモデルや商品・サービスのノウハウがしっかりしている場合はフランチャイズ加盟なども一つの手段です。

売却を考える上で企業価値はどのように計算すればよいでしょうか？

売却を希望しているオーナーとしては、当然ある程度の金額で譲渡したいと考えるのが普通です。逆に買収側としてはできるだけコストを抑えたいというのが実情だと思います。企業価値は時価純資産や営業権などが加味されて算出されますが、専門知識が必要なため専門家に依頼するのが無難です。交渉が進む中で、譲渡金額のギャップがあまりに大きいと、その段階で不成立となってしまいます。

赤字経営なのですが、売却は可能でしょうか？

買収側にとって対象となる条件は会社にどんな魅力があるかということです。安定した利益を上げられる潜在能力を有しているかということは魅力の一つにすぎません。事業の将来性や買収による相乗効果、強固な取引先のネットワーク、優秀な人材の保有、蓄積された有形・無形のノウハウなどなど、何らかの魅力が残っていれば売却は可能です。ただ、赤字経営が続き倒産の危機までいくと、時間の経過と共に残っていた魅力も薄れてきてしまいます。もし、赤字経営なら急いで準備を進めることです。